ヤギ山通信 その284 ガロ 2021 販売スタート&お知らせ

冬を越し、春の風物詩の様に子ヤギたちが生まれ始め、
まだまだベビーラッシュの最中の山田農場です。
いつもなら、とっくにブログ上でお知らせを出しているところなのですが、
今年はずっと遅れてのお知らせとなってしまいまして・・。
すみませんでした。
ようやくお知らせできる感じになってきましたので販売を再開させていただきます。
今週は直売のみ、17日辺りからボチボチ発送も再開させていただきます。
ご予約・お問い合わせお待ちしております。
さて、今年のガロですが、実は表情がかなり違う仕上がりになっています。
それについてご説明をざっくりさせていただきますね。
ざっくりといいつつ、いっつも長々なのでご了承ください(笑)。

ガロ 2021について
表面はウィッシュタイプの様に軽くオレンジがかった色、
青かびが所々にアクセントの様に生え、
以前のガロの様に熟成が進んでもとろける形状にはならないのですが、
柔らかい酸、ナッツのような香り・・
熟成がすすむとコンソメのような旨み。
・・こうやって書いてて、まるでワインのヴィンテージ違いを説明してるみたいだなあって
ふっと笑ってしまったのですが、本当はそういうものなのかもしれませんね。
若いと酸が高めなので、柔らかく感じるようになるまで熟成させてから
出荷することにしました。熟成約3週間。
以前よりヤギの香りはほんのり軽く、食べやすいです。
ワインも選ばず、お料理にも合いそう。
詳しくは以下にありますのでお時間ある時にでもお読みください。
↓
ガロ2021について

左がガロ。
右はフレッシュ。
通常2種類です。
今後青かびくんが元気になってきたらガロ・青も造ります。
小規模・少量生産のためご予約をしてからのご来場をお願いしております。
また、今年も自給的な暮らしをするため、一日の半分は農場か畑に居ます。
お店に居ないことが多いです。
平日はご予約のみ。
土日祝はほぼ営業ですが事前予約をお願いいたします。
さて、ここからは長い長いヤギ山通信です(笑)。
お時間ある時にでも。

3月13日に「地球発酵会議」主催で種の交換会と
映画「タネは誰のもの」上映会、
そしてケイスケ&大林さん(八雲山水自然農園)の対談を行いました。
限定した参加人数に絞っての企画でしたが、濃かった~。。
やってよかったって、すごく思いました。
参加してくれた人、一人一人がタネの問題に向き合い、
在来種を栽培すること、種を採ること、繋ぐことの大切さを
共有できた時間でした。

お預かりしたタネは山田農場直売所にある、
「タネのシェアBOX」に保管しています。
できるだけ自家採種して繋げて下さる方にお渡ししています。
失敗してもいいので、ぜひチャレンジしてみてください。

2組のヒツジの親子。
ダブル双子です。
いや~めんこいめんこい。
はあ~、にぎやかにぎやか(笑)!
子ヤギも合わせて全部ですでに30頭位います。

3月の卒業式の様子。
うちの子は3人ともチーフークリスチャンスクールという、
フリースクールに通っています。
そこの小さな卒業式。
コウサクは小学校卒業、ユウサクは中学校卒業。
いつもながら和やかな雰囲気の式。
おめでとう!みんなに言ってもらえて、山田家総主役でした。
そしてユウサクは三重県にある愛農学園農業高等学校という、
日本一小さい有機農業を学ぶ学校へ進学します。
全寮制ということ、遠く離れること、
色々いっぱい不安はあると思うけど、
色んなことが君を成長させる。

3月に12歳になったコウサク。
これからは君に任せたよ。
いっぱい色んな事に挑戦したいコウサク。
親はそれをどうやったら叶えてあげられるか、
忙しいと言ってないで考える日々。
(要求が多いので、逆に考えやすい・・(笑)

もう少しで10歳になるハルサク。
先日、訪問してくれた「サボテン」の春菜さんと突如セッション。
末っ子はかわいい。
でも口悪い、態度デカい、手洗わない、顔汚い・・(笑)。
この歳でお兄ちゃんと離れるのは可哀想だったかな~って
思ったりもしたけど、むしろ更に伸び伸びしそうな予感・・。

そして外の世界に出ていくユウサク。
15歳で家を出す・・そう決めてた親だけど、
やっぱりやっぱり5人じゃなくなるのが寂しい。
農場15年、ユウサクも15歳。
共に成長してきたね。
一生懸命 生きて欲しい。
・・ただそれだけ、伝えたいと思っています。
さて、とりあえずここまでにして(笑)~~。
続きはまた今度にします。

隣のMさんたちが書いて唄ってくれた「にじ」の替え歌。
ユウサクがお腹に居るときからの親友家族。
みんなで大合唱した。
嬉しくて、愛おしくて泣いた。
みんなに祝ってもらって、見守ってもらって、
ユウサクも山田家もしあわせです。
ありがとう。
また新しいスタート、よろしくお願いします。