ヤギ山通信 その186 イワンの馬鹿

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「不思議なクニの憲法」大沼上映会、大成功でした。
初めての自主上映。
そして、こんな素晴らしい映画を上映できたことが
何よりうれしく、一緒に上映した仲間からも
「観てよかった、やってよかった」と。
上映する側が、一番観れてよかったと思う映画でした。

映画観た後、話したくて仕方なくなりました。
仲間や、知人と、ちゃんと時間もって話さなきゃって
改めて思いました。

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一番うれしかったこと・・・
6年前、反原発など社会的な問題に、
きちんと言葉を発しようと思っていた私。
ある友人から「反社会的な活動はちょっと・・・」と言われて
お互い避けるようになってしまっていた。
その友人が来てくれたんです。
そして、「やっぱりちゃんと勉強して考えていかなきゃだよね」
って言って、ブックレットも買って行ってくれた。
それが一番うれしかった。
その友人の娘さんも(高校1年)、受付を手伝ってくれました。

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(あら、ぼけちゃった・・)
駐車場係りのケイスケとハルサク。
2日間の上映で、「駐車場係」が大事だということが
これまた一番よくわかりました(笑)。
雪あると、どこにどう停めていいやら・・なのです。

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(どうでもいいことですが、ポスター持ってるのが私です)
また自主上映、やりたいねという話になっています。
食のこと、暮らしのこと、環境のこと、
戦争問題、沖縄、憲法・・
題材はきりがないくらい。。
切り口はどこからでも、大事なのは話すこと。
そして真実を知ること。

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映画が終わってホッとしていたところ、
ある月刊誌に紹介されていた・・

「北御門二郎 魂の自由を求めて
トルストイに見せられた良心的徴兵拒否者」
ぶな葉一著

タイトルを見ただけで釘付けになった。
書評を読んで本を衝動買い、計7冊(笑)。
昔読んだ「イワンの馬鹿」も。

他翻訳と全然違うという北御門さんのトルストイを読む。
子ども向けなので、なんともよみやすく、
するすると心に入っていく。
「ああ、自分たちはイワンと同じ馬鹿でいい」
馬鹿は馬鹿じゃない。
それを馬鹿と言うなら、馬鹿でいい。

それにしても、北御門さんの人生は壮絶だった。
今の私たちには想像を絶するほど壮絶で、
それでも魂も心も自由で、情熱的で。
変えられない何かが、そこにはいつもあって。
そして、そんな人の笑顔は優しく、きっと愛があるんだろうな。

トルストイの「人は何で生きるか」に感動し、
トルストイから学んだ「絶対的非暴力」を貫き、
第2次世界大戦中に兵役拒否。
「農耕が一番罪がない」といい、イワンのように山奥で農耕し、
自給自足の暮らしをしていた人。
農耕のかたわら、膨大な量のトルストイの翻訳に人生をかけた人。
その言葉を支えに、そして忠実に生きた人。

北御門さんが、たった1冊だけ書いた自書があり、
今それを読んでいます。

「戦争に真実はない。真実は平和の中にこそある」

「真の平和主義は厳しい道です。
その中で、あなたが本当の平和を真に求めているのか・・
そこが問われるところです」

本当の真の平和とは・・?
私たちの問われるところはそこです。

今、この本に出会ってよかった。
そう思います。


★参考図書
「北御門二郎 魂の自由を求めて」 ぶな葉一著
「ある徴兵拒否者の歩み」 北御門二郎著
「トルストイの散歩道~全5巻」 北御門二郎翻訳
 ①人は何で生きるか
 ②イワンの馬鹿
 ③人にはたくさんの土地がいるか
 ④二老人
 ⑤愛あるところに神あり





ヤギ山通信 その185 今年のチーズ

3月上旬より、チーズ製造が始まっています。
そして、今年からガロのチーズはハードタイプになります。

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「えー!?」と思われる方も多いと思います。
昨年、やっと念願の
「殺菌しないミルクを使った自生乳酸菌によるチーズ造り」
を確立し、「ガロのチーズ」としてリニューアルしたばかりだったのに。

今年に入り、保健所の人とのやり取りの末、
ガロのソフトタイプは製造を中止し、
ハードタイプにするという決断をしました。

昨年に引き続き、「チーズ農家のチーズ考2017」
に書き納めましたので読んでみてください。
(長いです、はっきりいって)
こちら→チーズ農家のチーズ考2017

でも、すっきりしました。
「この土地でできるチーズ」を造りたい私たちの目的は
はっきりしています。
そこにかける情熱も、想いも、愛情も、
人生かけてやり遂げたいという気持ちも。

だからこその「ガロのチーズ」だと思っています。
いつも勝手ながら、ホントに勝手ですが・・

美味しいものつくります!
どうぞ、今シーズンもよろしくお願いいたします。

なお、今シーズンの営業時間なども変更あります。
カテゴリー内のチーズの紹介、お店の紹介などご覧ください。

ガロのハードタイプは、4月下旬ころからの販売開始予定です。
それまではリコッタのみとなります。
必ず事前に予約をしてご来場ください。
地方発送はGW明けになる予定です。
どうぞよろしくお願いします。

色々とわからないことあると思います。
お電話お気軽に!

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ヤギ山通信 その184 1頭1頭違う

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3月に入り、ほぼ毎日出産があります。
出産がなくても、この子は明日生みそうだとか、
だいぶお腹が下がったとか、お乳が張ってきたとか。

当たり前なのですが、お母さんも1頭1頭違うのです。
「お産の癖」も違います。
初産はわからなくても、経産だとその傾向は顕著。

陣痛から早いよねとか、
静かに生むとか、大騒ぎするとか、
お腹下がってもなかなか生まないとか。

私もそうでした。
子どもたち3人とも、夜中12時くらいに「あ、今日だ」って。
生む姿勢まで一緒でした。

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ほとんどの出産を私たちは介助しません。
逆子でも、自分で生んでしまいます。
双子の2番目が、せっかちで、1番目が出てないのに
出てきてしまう場合や、胎位が不自然で引っかかってしまうときは
一度押し戻して整えてから自然分娩させます。
その方が圧倒的に出血の量が少なく、悪露も少ないのです。

時間がかかっても、お母さんの体に任せておいた方が、
負担が少ない。
母子ともに元気な場合、見ているだけで済むことがほとんどです。
どちらかに元気がないと、子どもが低体温になってしまうので
早めに確保して温め、初乳を絞って飲ませます。

原さん料理教室と山羊出産 017
まだ子ヤギの肢まで娩出が終わってないのに
子どもを舐めるお母さん。
立派な母性愛。

山羊の出産 2015 003
お母さんが舐めると、あという間に乾く。
人間がいくら拭いてもキレイにならないのに、
羊膜も羊水も、キレイに舐め取るお母さん技はすごい。
子どもも、あっという間に立っておっぱいの方へ。
乳首にたどり着く前から、口元はもう「ちゅっちゅっ」って動いてる。

すごいなあ。。
いつも見とれてしまう、この瞬間。
きっと何百回って見てきた出産のシーンだけど、
自分が年を取るごとに感動のふり幅がすごい。

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君たちももうすぐだね。
丈夫な子を産んでくださいな。
でも、何かあっても助けるから、安心してお産に挑んでください。
いつも見守ってるよ。

山羊たちとの信頼関係は、
お産で初めて築かれる気がします。
お互いが大事な存在なんだって感じるというか。
頼られてるなあっていうか。
勝手な助産婦のひとりごとです(笑)。

ヤギ山通信 その183 不思議なクニの憲法上映会

ふしぎ
「不思議なクニの憲法」上映会、明日から2日間。
(大沼上映会情報→こちら
いよいよです。
小学校でインフルエンザの声がチラチラ聞こえてきたので、
冷や冷やしていましたが、何とかなりそうで、ほっ。。

先日、試写会をして観てきました。
予想以上に、素晴らしい映画でした。
高校生から90歳まで、みんな自分の言葉で、
賛成派も反対派も、改憲派も護憲派も、
とてもわかりやすく、しっくりくる言葉。
そしてその人の表情、語り口。

2時間半が、あっという間でした。
ブックレット(1000円)もあるので、後に復習もできます。
当日も販売しますが、ご希望の方には後日ご案内できると
思いますので、お問い合わせください。

また上映会終了後に、報告と感想を書きますね。

さて、試写会から帰ってきたら・・・

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生まれていました!!出産第一号!
1週間も早いお産で、ノーマークでした。。
でも、初産にもかかわらず、しっかりした双子を産み、
産後の処理も自分でして(後産を食べる)、
もう子どもたちに初乳を与えた後でした。

お母さんの名前は「コハイジ」。
いや~、りっぱりっぱ!
映画で希望をもらって帰ってきたら、
希望が生まれていて。。
なんかじ~んと嬉しかったです。
「がんばろう。この喜びのために生きてるんだもんな」
そう思いました。

そういうわけで、始まりましたベービーラッシュ。
3月に入ったら、チーズ工房も起こさないと!(笑)

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うちの子たち(乳酸菌たち、酵母たち)もね!


ヤギ山通信 その182 必ず帰るよ

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「行ってきま~す!!」と元気よくハルサクが出かけていく。
背中にリンゴを2個背負って。

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2月に入ると気温が上がり始め、雪が堅雪になる。
そうすると薪仕事が始まる。
今年はぶどう畑を広げるため、そこの面積分の木を切ることに。
雪が融けてしまうと作業がしづらいので、3月までには終わらしたい。

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うちから歩いてすぐの山なのだけど、
丁度作業半ばでお腹がすいてふらふらしてくるので、
お昼までのお腹を持たせるためのリンゴ休憩。
そのリンゴを持ってハルサクは出かけているのでした。
もちろんお手伝いも!(一応母ちゃんも!)

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そして週末には総動員で薪仕事。
実は子どもたちのアルバイトにもしていました。
ここで少しお小遣いをもらい、
春休みにまた好きなガンプラを買うのが楽しみ。

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この日はプラス5度。
もう春だなあ~。。

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働く働く働く。

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シバ片づけも、助かるんです。

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太い木は玉切りにしてソリで下します。

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このあと回収した薪を割っていくのだけど、
今年から薪割りも本格的にやってもらいます。
「筋肉付けたい」「強くなりたい」
という理由で、子どもたちは快諾。
男の子っていいなあ~(笑)。

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今シーズンの初倒木の朝、山へ出かけるケイスケは少し緊張していた。
「最初が一番緊張する。怪我しないようにということと、
山や木々に対しての畏敬の気持ちを持ってチェーンソー使わないとな」

ああ、あったあったと、私もお守りを渡した。
なぜか「安産祈願」だったんだけど(笑)、パッと手の届くところにあったので。
「やっぱりさ、必ず帰ってきたいからさ。」
と、ケイスケ。

山の仕事も、どんな仕事も、時としては命に関わることもある。
それをいつも心に置いて、仕事をするのは大事なことだと思った。
そして自然や、暮らしを温めてくれる薪になってくれる木々たちにも、
山々にも、いつも感謝の気持ちがあって。
そして必ず帰りたい場所があって。

もう少しで山羊たちの出産が始まります。
命のサイクルの中にどっぷりはまる日々。
そのスタートは、春の薪仕事でした。
そう、もう始まっている。農場の春です。
山田農場について

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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