ヤギ山通信 その47 実りの秋 序章

それは冬を越し、春を迎えるための準備でもあります。
これは、人間用のスイートコーンで、実が入りすぎたりして市場価値が無くなったというもの。
近所の農家さんが声をかけてくださり、いただいてきました。
実が入りすぎたといっても、少し堅い??くらいです。
いつも思うけど、そんなシジョウカチってなんなんでしょうね。
でも、わが家には有難い食料です。
友人知人に配り、わが家の分もたんまり保存した後、動物たちのために干しまくります。

外側の皮をちょっと剥いてね。

どんどん干していきます。
結構タイヘン。みんながんばれ~。
痛みがひどいものや、生っぽいものは、わが家のアナログ裁断機(押し切り)で切りまくって動物たちへ。
ガラももちろん余さずあげます。
これ以外に、枝豆のガラ、ハネカボチャも頂いてきては、少しずつあげます。
山田農場では、配合飼料(輸入穀物)を与えていません。
地域で獲れたもの、地元の副産物、そして野山の草で動物たちは育ち、乳を出してくれるのです。
これからは山羊たちが繁殖期を迎えます。
10月になったらほとんどの山羊が発情期を迎え、雄と交配し、妊娠します。
山羊の妊娠期間は5か月。
無事妊娠すれば、3月には出産します。
そのために体を作る大事な時期。
皮下脂肪をつけ、お腹の赤ちゃんを育てながら冬を迎えるのです。
「無事に元気な赤ちゃんを産んでね」
子どもたちが干してくれたトウモロコシは、春、山羊たちの産後に大豆と煮てあげます。
栄養満点の授乳食なのです。

朝晩は寒くなってきたけど、日中はまだまだ暖かい。
この陽だまりの暖かさを、もう少し楽しみたいね。
外で裸で歩けるのももう少し。(フツウは裸じゃないと思うけど・・)
これからまだまだ実りの秋は続きます。
よい実りが得られますように~。