ヤギ山通信 その52 秋の底力(そこぢから)

子ども部屋窓枠まで 008
秋が戻ってきた。
ホッとしている暇はない。
次の雪が来る前に、片づけなくちゃいけなことが色々とあって、母ちゃんの頭と体はフル回転。
今日は電牧線の回収だ。
いつもは父ちゃんとやるんだけど、子ども部屋建築で動けない。
仕方なく母ちゃん一人で約3haの放牧地を歩き、ひたすら回収。
平地じゃないからタイヘン・・。
ユウサクとコウサクにハルサクを見ていてもらって、まずは山側の放牧地から。

子ども部屋窓枠まで 010
子どもたちは楽しそう。
兄弟っていいなっていつも思う。
ヒマしないもんね。

子ども部屋窓枠まで 011
左側のカラマツ林(笹が生えている方)はよその土地。
右側の笹が立枯れているのがうちの放牧地。
びっしり笹で覆われていたのが、7年経って、こんなに綺麗になりました。
旭川の斎藤牧場の斎藤晶さんは、牛を放せば10年で変わると言っていました。
私たちはほとんど何もしていません。
斎藤さんの言う通り、本当に動物たちと自然が変えてくれたのです。


子ども部屋窓枠まで 012
立枯れた笹は、雪や雨風により、倒れ、動物たちに踏まれ、ポロポロになって土へ還る。
もともと自生していた牧草や野草、野芝が広がっていく。
枯れ木や石もそのままに・・。
いずれ土になり、そして草になり、木になり、乳になるから。

子ども部屋窓枠まで 001
これは下の放牧地。
今年はこの秘密兵器で少し楽した。
・・といっても、ただの巻取りハンドルとボビン。
今までは手で巻いていて、手が痛くて痛くて。
早く買えばよかった・・(泣)。

子ども部屋窓枠まで 004
さて、雪に追われて作業するはこちらも同じ。
やっと窓枠まで・・。
外壁が出来れば、雪も雨も関係なく作業できる。
「オレは窓入るまで風呂に入らない!」
と訳のわからない宣言をした父ちゃん。
それほど気合入っているということらしい。

子ども部屋窓枠まで 005
外断熱を行った内壁。
コンパネなので、後で子どもたちとペンキを塗る予定。

子ども部屋窓枠まで 006
東側の窓付近。
床もまだ入っていません。

子ども部屋窓枠まで 013
そしてついに、東側と南側に窓が入りました!
知り合いから頂いた、フィンランド製のかわいい窓。
まるでトムソーヤの秘密の小屋みたい。
あー、お疲れさま~ケイスケ(まだ終わってないけど)。
これで風呂に入れるねえ。
ちょっと感慨深いひと時でした。


ヤギ山通信 その51 やってきた冬

初雪2013 001
初雪・・のはずが、いきなりの積雪。
そして、寒いっ!
やれやれ、こんな日は何もできやしない・・。
建築は?
畑は?
放牧は?
と、焦る私を横目に圭介は・・
「なあに、また融けるさ。その時にヤッと働くために今は充電・・zzz、zzz」
とのんきに充電中。
「だあいじょうぶ、大丈夫。きっとなんとかなるさ」
そう、この人の、こののんびりさ加減が大事なのかなといつも思う。
今まで無事故で来れたのも、そのおかげかなと。
見習おう・・。(なかなか真似できないんだけどね、性分的に)
そういえば、母屋を作っているときも、途中で雪降ってきたっけ。
玄関のドアが無くて、ブルーシート下げて、小さなストーブつけて、凍えながら内装作業やったっけ。
雪の中の引っ越しで、荷物の雪払いながら引っ越し終えたのが12月半ばだったなあ・・。
その時も、ケイスケと同じ会話をしたような。
「大丈夫、ちゃんとできるから」


耕作くん 001
さて、知り合いがくれた山形の焼酎。
名前が、うちの次男坊と同じだったので、買ってきてくれた。
山形県遊佐町産のサツマイモを使用。
耕作放棄地の再生のために、サツマイモを作り、焼酎を作ったそう。
土があり、耕して作れば、食べるものも、美味しいお酒も作れるのです。
こんなお酒があるなんて、嬉しくなっちゃいました。

うちの子たちは、みんな名前に「作」が付くけど、それぞれに、それぞれの道を作って行ってね。
2013 秋の一コマ 006
「はいっ!隊長!」(左が耕作、右は晴作)

さて、くいっとやって、母ちゃんも充電するかな。






ヤギ山通信 その50 あなたのおかげです

2013 秋の一コマ 009
ある晴れた秋の日・・
あなたは逝ってしまった・・。
お礼も言えなかった。
数えきれないほどの「ありがとう」があったのに。

2013 秋の一コマ 013
何も無かった所から始まった私たち。
初めて、この農場に続く道を作ったとき・・

2013 秋の一コマ 014
畜舎や家やチーズ工房を作った時・・
何かあったとき、いつも近くで見守り、あなたは本当に多くのことを教えてくれた。
もっともっと沢山のことを教えてほしかったのに。
あなたは逝ってしまった。

あんなに愛情深い人を私たちは他に知らない。
「おめぇは家族みてぇなもんだからな」っていつも気にかけてくれた。
私たちだけじゃない。
自分が家族だと思うような人が他にも沢山いた。

あんなすごい人は会ったことがない。
どんなにピンチでも頓智を利かせて乗り切る、乗り越える術を見つける。
「あの人を天才というんだな」
といつもケイスケが言っていた。

そんな人を私たちは失った。
寂しく、悲しく、あの人がもういないなんて信じられない。
気が付くと、どっぷり思い出に浸ってしまうけど、故人を想うことは供養になるというから、
今は沢山思い出したい。

農場のどこを見ても、あの人の姿が見える。
あなたが居なければ、今の私たちはありません。
どうか安らかに・・。
いつか、心からのありがとうを言わせてください。

山田農場について

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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