ヤギ山通信 その64 山羊たちの出産

原さん料理教室と山羊出産 014
待ちに待った山羊たちの出産ラッシュが始まりました。
今年のトップバッターは「さくら」。
今年で4産目ですが、いつも育児放棄する困ったお母さんでしたが・・
何とか無事双子を産み、今のところかいがいしく面倒を見てくれています。
ホッとしたのもつかの間、翌日には1週間早く「みどり」の出産が始まりました。

原さん料理教室と山羊出産 015
陣痛の始まった「みどり」。
もう赤ちゃんの前足が見えています。
実は「みどり」も前科持ち。

昨年初産でしたが、山羊では珍しい子宮脱になってしまいました。
子宮脱とは、安産後、後産と一緒に子宮まで出てきてしまうのです。
でも慌てるなかれ、発見が早ければ、子宮をきれいにして押し戻し、前回は事なきを得ました。
ただ、一度あることは二度あるというリスクを背負い、今回のお産に挑んだのです。
というわけで、陣痛始まってからは付きっ切りで見ていました。

原さん料理教室と山羊出産 017
まだ後ろ足が完全に出切っていないわが子を舐める「みどり」。
なんていう母性愛。
何かあっても絶対助けてやるからな!・・と心に誓い、見守る母ちゃんでした。
この後、何事もなく、無事双子を産んでくれた「みどり」。
山羊は安産が多いとはいえ、やはりお産は大事業。
しかもまだ外はマイナスの世界・・生と死が隣り合わせの、でも生きる活気に満ち溢れたこの季節が私は好きです。

今、生まれ落ちた小さな命を抱き上げるとき、生きていることは当たり前じゃないんだなあと思います。
必死になって子を舐め、乳をあげようとする母たちを見るとき、私の中にもこみ上げてくる母性を感じます。
そんな春が好きだなあ。。

出産はまだしばらく続きます。
お知らせですが、山羊のチーズは早くて3月中旬ころからの販売予定です。
初めはチーズが安定しないため、予定はあくまで予定ですので、まずはお問い合わせくださいね。
「山羊のチーズできた?」って。
これ、山田農場の春の風物詩になっているセリフの一つです(笑)。
それから、牛のチーズは、2月中で現在の在庫分はゼロになりました。
次は5月の出産を待ってからの製造となりますので、こちらもその頃になりましたらお問い合わせください。
小規模少量生産、そして動物たちに合わせた製造を行っているため、どうぞご理解ください。

早く山羊のチーズが食べたいなあ。
夢に出てくる、たまに。
皆さんもお楽しみに~。

ヤギ山通信 その63 建築モード

売店改造 003
昨年12月まで続いた子ども部屋建築だったけど、そのおかげで、ケイスケはすっかり建築モードに入っている。
いい意味で「腰が軽い」!!
年を越してからは、子ども部屋に棚を作り、家の中にも棚を作れそうなところにはどんどん棚を作り・・
おかげで収納が進む、ススム!ありがたい。

そして今は、「売店大改造計画」中であります。
今まで、な~んかお店らしくなくて、農家の納屋の様な・・な雰囲気で、ずっと気になっていたんだけど、
なかなか、なかなか・・な感じでそのままになっていました。

その気になったのは、建築モードになっているのもありますが、この木との出会いも大きかったのです。
これは栗の木で、うちの山の下に生えていました。
道路ぶちだったので、電線に枝がかかるからと毎年枝を切られ、頭を切られ、とうとう昨年バッサリ根元から切られてしまったのです。業者の人には、何とか枝払いで済まないかと言ったのですが、ダメでした。

立派な栗木だったのに。
毎年山のように栗を落としてくれた、大事な木だったのに。
切られた幹を見て、年輪を数えたら、約50歳の木でした。
薪にしてしまうには何だか切なくて、厚沢部の鈴木木材さん(広葉樹専門の木材会社)に相談したら、何とか材をとれるように製材してくれました。鈴木さんは、
「この木は、枝を打たれて、頭を切られて、こんなに苦しかったけど、頑張って生きていたんだな。」と言いました。
製材されて返ってきた木は、あちこちが裂け、ぐにゃぐにゃ曲がっていました。
それでも、その木の個性と特徴を見極められる鈴木さんによって、私たちの元へこうして帰ってきたのです。

鈴木さんは、
「木は誰かのために切られるということを知っている。だからこそ、きちんと使ってくれる人のためなら、切られてもいいと思っているんじゃないかな。オレはそう思いたい。」
「木材会社やってるけど、オレは本当はあまり木を切りたくないんだ。だから、その木が最大限生かされるように切りたいと思って切っているのさ。」
と言った。
栗の木の気持ちと、鈴木さんの気持ちがシンクロして、感動しっぱなしで話を聞いてしまった。
その栗の木は、今ここにいます。

売店改造 005
カウンターの横に、まるで生きているかのようにいます。

売店改造 006
棚も作りました。(右横の方が栗の木です)
わざと体半分写ってるのはケイスケ。
栗の木を生かしたくて売店大改造を始めたけど、なかなかステキになってきました。
もう少し手を加え、春には張り切ってお客様をお迎えします。

栗の木も、子どもたちの机、新しい看板・・他にもまだまだ生かしましょう。

山で暮らしていると、無駄なものはないし、無駄にしてはいけないなと思います。
木を愛する人と、木を生かしたいと思った人との共同作業。
なんだか温かい繋がりでした。
鈴木さん、ありがとうございました。



ヤギ山通信 その62 胎動

ペンキ塗り 001
私のことではありません(笑)。
もう臨月の山羊たち・・あと半月も経たないうちにきっと生まれてくるだろう小さな命たち。
ご飯食べるとなおポンポコリンのお腹。
見てるとついつい触りたくなっちゃってね。
お腹さすってると胎児がポコポコ蹴ってくるんだよ。
トントン・・ポコポコ・・って。
私も自分のお腹の子と会話するの大好きだったなあ。
ぐにゅ~~、ふにゅお~~って、中に宇宙人でもいるんじゃないかと思うような動きで蹴ってくるよね。
山羊はもう蹄ができてるんだろうな、当たると少し固いもの。
これは間違いなく双子ちゃんだろうなというお腹のお母さん山羊もいる。
(山羊は双子が多いです)
山羊の妊娠期間は5か月、牛や人間は10か月。
そう考えると、これからの半月で胎児はぐっと大きくなる。
おっぱいも大きくなってきたお母ちゃんたち。
心配もするけど、あ~~楽しみだ!
赤ちゃんのあのフワフワワールドは、人間も動物も同じだよね。
まずは無事に・・母子ともに無事でありますように・・。

事務仕事 006
さて、わが家はもれなく事務仕事。(みなさんこの時期おんなじ?)
2年前までお腹の中にいたハルサク・・(また裸。。)
もう鉛筆もちゃんと持って、すっかり子どもです。

事務仕事 009
事務仕事の合間のお茶タイムには、コーヒー豆もガリガリしてくれる。

事務仕事 003
茶目っ気たっぷりの子どもたちに、母ちゃんはいつも癒されてます。
「この時期一番かわいいよね~」ってよく言われるけど、母はいつの時期でもかわいいのです。

もうすぐ山羊たちの出産ラッシュが始まります。
母ちゃんの母性本能フル回転の春。
小さい命を見て、ぎゅっと抱きしめたくなる、そんな春はもうすぐです。
山田農場について

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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