ヤギ山通信 その74 バーディーくんデビューの巻

農繁期・・わが家の周りでもみんないっせいに牧草作業をしています。
お天気が良くなって、みんな嬉々として、バリバリやっています。
どうかどうか、みなさん事故のないよう・・。

さて、山田農場も1年で一番忙しい時期。
わが家は駒ヶ岳の恩師の所へ働きに行き、牧草を分けてもらっています。
ケイスケは、朝搾ったミルクをチーズにしてから、てっぽう玉のように出かけて行って
晩まで恩師の畑で牧草作業。
その合間に、小さいながらも自分たちの採草地でも集草します。
バーディーくん 002
今までは「手」で採草作業をしていたのですが、今年は・・

バーディーくん 003
バーディーくん登場!
小さい農家の大きい助っ人。ナミダものです(笑)。

バーディーくん 004
テッダー兼レーキ。
アタッチメントで牧草モアーも。

バーディーくん 005
小さいけど、これで1回に1ヘクタールくらいはできます。

バーディーくん 007
しかーし、ベーラーはないので、あとは手で集めて倉庫へと運びます。
天気がいいとナンセ暑い・・
昔の人はすごいなあ。みんな馬と人の手だけだったんだもんね。

バーディーくん 006
畑から見えるわが家の放牧地。
白い点はヤギ。
左側のまだ茶色い山は、新しい山。
でも、うっすら緑色になってきています。
蒔いた牧草が少しづつ地面を覆い始めているから。
時々吹く風が心地よく、しばし見入ってしまった母ちゃん。
雲一つない空の下、素晴らしい香りのする牧草を集めながら、
来年の山羊の出産を想う。
出産直後にはこのステキな乾草をあげよう・・
そう思うと、こんなアナログな牧草作りも楽しいんです。
これから少しづつ、少しづつ、牧草も自給していきたい。
素晴らしい香りのする草(牧草・野芝・野花・野草入り)は、
動物たちをとおして素晴らしいチーズになることは間違いないから。

そんなチーズ、食べたいから作ってるんだもんね(笑)

★「牛の話」、次回に書きますといいましたが、もう少しお待ちください。
今忙しすぎて、じっくり書けません・・。
きちんとしたお話を書きたいので、もう少し時間をくださいね。

ヤギ山通信 その73 メイの出産 そして大切なお知らせ

野芝移植とメイの出産 021
メイ(牛)がやっと出産しました。
約3週間遅れての出産。通常2週間遅れたら、獣医に促進剤を打つかどうかをすすめられる。
胎児が大きくなることで起こる難産のリスクを回避するため。
でも、待ってみた。メイを信じて。
待ってみたら、あっけなかった。
予定日から20日過ぎの早朝、勝手に産んでいた。
超安産・・人間の心配や都合なんて笑い飛ばすかのように。
えらいなあ・・動物たちはわかってるんだよね。

そしてこの牛の出産が、山田農場での牛の出産の最後になりました。
実は、メイの今乳期で、牛を手放すことにしたのです。
理由は色々とありますが、数年前から考えいたことでした。
一言で言うと、「この山の風土を生かした、自然に寄り添った私たちのチーズ作りは、山羊とヒツジだ」
ということです。
長くなるので、詳しくは次のヤギ山通信に書くことにします。

野芝移植とメイの出産 024
放牧地でぼーーっとたたずむメイ。
感慨深い出産だったなあ。ありがとうね。

農楽蔵の (2)
初乳豆腐。
最後なので、大事に作ろう。大事に食べよう。

農楽蔵の (3)
出来たてホカホカの初乳豆腐は、お醤油をタラりとかけて・・
冷めて少し固くなったら、フライパンでカリッと焼いて・・
子どもたちも大好き。取り合い、あっという間にたいらげちゃった。
メイのミルクは美味しいよ、ありがとう。

さて、業務連絡です。
今週末から牛のチーズ製造が始まります。
リコッタは製造と同時に販売します。(250円/約200g)
セミハードタイプのトムは、約1か月の熟成期間を経て7月下旬ころからの販売となります。
いずれも在庫や販売時期はお問い合わせください。


牛のチーズを楽しみにしてくださってお客様には大変申し訳なく思っております。
でも、きっとわが家にとって、貴重な、必要なステップであることをどうぞご理解ください。
来シーズンからは山羊とヒツジの農場になりますが、またそのお話もゆっくりさせて頂こうと思いますので、
どうぞこれからもヤギ山通信にお付き合いください。

なお、メイちゃんのその後ですが、きちんとかわいがってくださる牧場に引っ越しする予定ですので、
どうぞご安心ください。(詳しい時期はまだ未定です)
でも、これからです。
これからしばらくはメイと付き合い、大事にチーズを作って行きたいと思います。
本当に大切に作ります。
毎日毎日が、大切な日々です。

ヤギ山通信 その72 活きたワイン、活きたチーズ

野芝移植とメイの出産 010
5月に植えたブドウの苗木。
ゆっくり萌芽し、小さなかわいらしい新芽をつけ始めました。
休眠していたブドウが芽吹くのは、こんなにゆっくりなんですね。
待ちに待っていた私たちには、かなりの感動!よかったあ~。

野芝移植とメイの出産 011
支柱にするつもりで頭を切ってしまったイタヤくんも、ちゃんと隣で生きていました。
どんなブドウ畑になるんだろうなあ。
ちなみに、うちはワイン屋になるわけではありませんよ~(笑)。
チーズ屋からワイン屋に転職かというウワサあるようですが、
日本で一二を争うかと思われるほどのチーズオタクが、そう簡単にチーズからは離れられないでしょう(笑)。

野芝移植とメイの出産 025
今読んでいる本はこれ。
ブドウ栽培家や、ワイン醸造家には、なぜか共感する人が多いのです。
それは最近分かったこと。
ワインの作り手である友人夫婦が教えてくれました。
ケイスケ曰く、チーズ作りと出会った時と同じ感動があったそうです。
人から人へ、チーズやワインを介して通じることって、言葉じゃないんですよね。
それくらい奥が深く、それくらい深い所で繋がれる。

土地の個性を反映したワインを造りたい
自然に敬意を払い
ブドウの力を信じて
科学の力に頼らず
余計な手を加えずに造る

私たちもおんなじ。
そんな造り手のものは、必ずステキにマリアージュします。
活きた風土を、山田農場でも少しづつ発信していきたいです。
まあ、ただ単に、美味しいチーズと大好きなワインを飲みたいだけなんですよ。
何だかんだ言ってね。
シアワセなことです(笑)。

ヤギ山通信 その71 山の開拓

野芝移植とメイの出産 003
山の放牧地と繋がった隣の「新しい山」。
カラマツを伐採した後は、こんな感じ。
大型のユンボで歩いているので、地肌が見え、痛々しい。
広葉樹は残してあるものの、完全に自然のバランスを失った山。
さて、この山をどうするか・・また自然と動物たちとの新しい調和を作るため、
少し私たちが頭と手を使わなければならない。

野芝移植とメイの出産 016
まずはユンボが歩いた後に、一番早く生えてくれる牧草の種を蒔く。
「開拓」ってどうやるんですか?・・と聞かれることがあるけど、
「わかりません。でも、先駆者が居るので、その人たちを見習って、ここの条件にあったことをするだけです」
としか答えられない。あとはやるだけ。だってやってみないとわかんないんだもん。

野芝移植とメイの出産 017
熱中症になりそうな炎天下、種を蒔いたところに土をふわっとかけていく。
こんなんで芽出るのかなあ。。

野芝移植とメイの出産 012
数日前に種を蒔いた所から・・

野芝移植とメイの出産 014
イネ科とマメ科の牧草たち・・すごい生命力。
よく見ると、土がうっすら緑で覆われ始めていた。
ちょっと一安心、疲れも吹っ飛ぶ。

野芝移植とメイの出産 004
そして植生のメインにしたい野芝を移植。
この地域ではどこにでも生えている野芝。
外来の牧草が主体にいなってしまった今の草地では、野芝は強雑草として目の敵にされている。
でも、この野芝を主体にして、地の草を食べさせて酪農を営んでいる山地酪農の方々が岩手にいる。
コツコツと道端に生えている野芝を山へ移植し、そこへ牛を放し、乳を搾る。
「開拓」といえば、この山地酪農のことだと私たちはいつも思う。
地の草を食わせてチーズを作りたい。
それが土地の個性を生かし、自然と共に生きるチーズ作り。
そんな原点に返って、改めて考えさせられた山の開拓でした。

野芝移植とメイの出産 008
野芝の株を、せっせと山へ移植する日々。
ランナーで広がるので1メートル間隔に植えていく。
少しづつ、少しづつ、10年後には緑になっている山を夢見て。

山田農場の開拓 015
↑これ、貴重な一枚。
2006年の開拓時。
長男ユウサクがまだ6か月。
バックに写る放牧地はまだやぶだらけ。
これが数年後に野芝主体の放牧地に変わる。
動物を放す→人間が少し手を加える→あとは自然に任せる
・・・の結果が今の感じ。

野芝移植とメイの出産 015
(下に牛や山羊が見える)
人の手が先に加えられた開拓が、どうなっていくかはわからないけど、
私たちの道しるべとなっていることがあることには変わりはなく、
きっと未来への「仕事」としてのワクワク感が、心と体を動かしている・・
そんな感じで毎日激ワークです(笑)。

山田農場について

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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