ヤギ山通信 その85 放牧終了

先日降った雪、夕方からの雨が明け方には雪に・・
こうなるとわが家の子犬たちは本能を抑えられなくなります。

べちゃべちゃの雪でもカンケーないもんね。
まずは雪合戦から。
女の子も遊びに来てたけど、やられまくるコウサク。
全然歯が立ちません、女の子は強い・・

カレンデュラもこんな感じ。
でも、すごいのは、彼らはちゃんと生きているんです。
少しづつ寒くなるから、少しづつ自分の心臓部を根に下ろして、葉の水分を少なくして、
グッと冷えても葉も凍ってないんです。
また雪が溶け、また降り・・根雪になるまで繰り返す間、越冬できる地中深くまで潜っていくんですね。
(私たちには地上部しか見えないけどね)
すごい本能だなあと思います。

さあ、そしてまた少し暖かくなって雪が溶けました。
これを繰り返して根雪になるのは12月に入ってからが例年です。
その前に、放牧地の電牧線の回収をしないといけません。
今年は少し早めに回収、これでひと安心。

こうなると放牧地の山は子ども達のもの。
自由に走り回り~

ヤギたちはパドックの中に閉じ込め、子どもたちが放牧されて自由に外でワーワー。

でも、子ヤギたちはなぜか自由。
どこへも行かないので、雪降るまでは自由に行き来できるようにしています。

笹の葉なんかも食べちゃて自由気ままに・・

やっぱり子どもは自由気ままが一番ね。
遊びもその中から生まれるし、頭も心も体も一番柔らかい時期。
うらやましいなあ・・と母ちゃん。
時々でいいから、入れ替わりたい(笑)。

最近メキメキ成長著しいのは3男のハルサク。
3歳ってこんなにジョーク分かったっけ?
音楽も大好き、いつも歌ったり踊ったり。
家族5人でバンドでもやるかー。
放牧も終了し、ヤギたちのタネ付けも終わり、ほとんどが妊娠したようです。
そうなるともう山羊のチーズも終わりになっていきます。
冬毛になってコロコロしてきたヤギたち。
冬ごもりの季節ですが、そんな冬もまた好きです。

さて、牛のメイちゃん(放牧地でおしっこ中)。
旅立つ日が決まりました。
12月25日のクリスマスの朝、富良野の牧場へ。
あと1か月・・大事にチーズを作り、
メイとの思い出に、牛との人生に浸ります。
思えば、母ちゃんと牛との付き合いは20年にもなりました。
牛が好きで好きで・・
だからメイとの別れはきっと寂しいだろうなとは思います。
でも、それは本当に意味のある別れで、
意味のある新しいスタートになると思っています。
なので、勝手ながら次回ヤギ山通信は、私と牛の話を少しさせてください。
「牛と暮らした」・・みたいな感じかな。
お楽しみに~!