ヤギ山通信 その103 ガロのチーズできました!

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ご紹介が遅れ、申し訳ありませんでした。
冬の間、さぼりすぎた頭と体がエンジンかかるのに時間かかってしまいました(笑)。
体よりも脳みそのほうがキツかったです、マジメに。
脳の回路がやっとつながってきました。

昨年末に牛をやめ、ヤギと羊の混乳のチーズでリニューアルする宣言をしていました。
3月に入り、出産ラッシュを迎え、やっとチーズが出来てきました。
名前も「ガロのチーズ」となっております。
ガロとは、古代アイヌ語で「谷間の岩がごろごろしたところ」という意味だそうですが、
この地域の人たちは、このあたりの土地のことを昔から「ガロ」と呼んでいます。
この土地の風土を反映したチーズを作りたいと思い、
ガロという名前をいただきました。

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(子羊の哺乳中の三男、上手に飲ませています)

子ヤギや子羊たちも沢山生まれており、
日々、搾乳・哺乳・チーズ造りに追われております。
でも、心地よい春の日差しに励まされ、
そしてまたチーズ造りが始まった嬉しさと、
何より待ちに待って食べられる有難さに、
自然と感謝の気持ちが溢れる今日この頃です。

そんなわけで、今年も始まりました!
みなさま、お待ちしております!

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新しい看板も設置。
これを目印に砂利道を右折し、
小さな橋を渡って右手の丘の上です。

山田農場「ガロのチーズ」については、チーズの紹介をご覧くださいね。

ヤギ山通信 その102 朝起きたら子ヤギが・・

家の中の子ヤギ 001
夜中に生まれた子ヤギ。
産んだのは、わが家の長老山羊「さくら」。
臨月が辛そうで心配だった。
予定日を過ぎても生まれなかったが、
胎児は元気そうだったので様子を見ていたら、
満月の夜に自力で産み落とした。

でもやっぱり子ヤギの世話が大変そうだったのと、
結構冷える夜だったので、急遽家の中へ。
初乳を飲ませてストーブの前、これなら安心。
「さくら」、よくやったなあ。頑張ったなあ。
この「さくら」は、7年前の5月に生まれた。
私のお腹にコウサクが宿る前、私は一度流産したことがある。
泣きながら、出てきてしまった小さな小さなその子を山桜の木の下に埋めた。
その時山桜は満開で、本当に美しい日だった。
そしてその日に「さくら」は生まれた。
命は循環するのかなあと思った。
哀しかったけど、嬉しかったあの日。
懐かしい・・。

さて、猫の「スス」は、初めて見る子ヤギ。
猫パンチしようとする・・こらこら。

家の中の子ヤギ 002
年寄りの子だったせいか、小さい。
もう片われ(双子)は死産だった。
でも、この子は元気いっぱい。大丈夫だ。

家の中の子ヤギ 003
朝、「みーみー(めーめー?)」鳴く子ヤギの声でコウサクが起きて来る。
「かわいい~💛」
と、猫の「イーヨ」と見入る。

朝起きたら子ヤギが家の中にいる・・
春のわが家ではよくある光景です。
この子も、少ししっかりしたらみんなの所に戻します。
あと10頭の出産が控えています。
出産は、お母さん+子+宇宙のパワー+自然の摂理の共働作業。
私たちが出来る事は、必要な時だけ手を貸すくらい。
切ないこともある。
でも、受け入れてみて初めてわかる。
大切に生きる事の意味が。
1日1日が愛おしく感じる。
大切に生きたいなあと思う。

動物たちは、そうやって教えてくれる。
いつもいつも。
生きてくれてありがとう。
私も大切に生きるね。

ヤギ山通信 その101 出産に立ち会う

原さん料理教室と山羊出産 015
今までに何度となく動物たちのお産を見てきた。
いつも立ち会っていたわけではないけど、
その数は数えきれないほどある。

前足が出てきて、ちゃんと頭が正常位置に来ているか確認する。
正常位置ならほとんど問題無く生まれる。
山羊や牛の場合、娩出時にへその緒が先に切れるので、
逆子で頭が中にあると溺れてしまう可能性があるのだ。
ただ、山羊の場合、逆子でもほとんど問題なく生まれる。

原さん料理教室と山羊出産 017
まだ後ろ足が出ていないのに舐め始めるお母さん。
娩出すると、間違いないと言っていいほどみんなあくびをする。
きっと陣痛で寝られなかったんだろうなあ・・とか、
今はオキシトシンが分泌されまくりで、
母性がじゃんじゃん溢れているんだろうなあとか
想像する。
私もその時間を共有しながら、
気が付くと自分のお産と重ね合わせて思い出に浸っている。
「お産」の時間にはいつでも還れる。
そんな魂浮遊しちゃえる独特なこの時間が好き(笑)。
変な母ちゃんだね。

山羊の出産 2015 001
このお母さんは初産。
とても時間かかって独りで産み、安産だった。
そしてすぐに立派なお母さんに。

山羊の出産 2015 003
自分のおっぱいの方に誘導するお母さん。
子ヤギもすぐに吸い付いた。
「おっぱい、いいなあ」
きっと全ての哺乳動物はおっぱいが好きだから
お母さんが好きなんだろうね。

山羊の出産 2015 004
子ヤギはカワイイ。
生まれたてのフワフワは思わず頬ずりしたくなる。

自分の体を通して出産を理解した母ちゃんは、
やっぱりまたあの時間に還りたくなって、
この時期はお母さん山羊の周りをウロウロしてるのかも(笑)。
山田農場の春の風物詩でした。


ヤギ山通信 その100 ベビーラッシュ!

クロの解体、味噌作り、早春 008
予定日ちょうど、今年のトップバッターは「さつき」でした。
動物たちはエライなあ。
産み落としてすぐに子ヤギを舐める。
そして後産が出たら、それも食べちゃう。
子ヤギが立たなければもっと舐めてマッサージ。
子ヤギもすぐに立ち上がり、お母さんのおっぱいへ。

この間わずか30分。
1時間後に様子を見に行くと、すっかり落ち着いていて母子ともに休憩中。

時には、育児放棄するお母さんもいるし、出産の疲労で子を舐められないお母さんもいる。
初産の子は、どうしていいかわからなくてオロオロする子もいる。
そんな時にはもちろん介助。

分娩時のトラブルもある。
山羊やヒツジは双子が多いのだけど、1番目の頭が出てきたところで
せっかちな2番目も出てきちゃったりする。
そしたら1回リセット。
頭を押し戻し、胎位を整える。
逆子でもきれいな胎位なら問題ない。
問題ある胎位の時だけ手を貸す。
あとは見守るだけ。引っぱったり、無理は絶対にしない。
お母さんに任せる。
ヘソの緒も消毒しない。

牛飼い20年、山羊飼い9年。
やっと一人前の助産婦になったかなと思うこの頃。
約1年ぶりの分娩に無事立ち会えて、なんだか久々の感動。
やっぱりいいなあ、「生まれる」って。

さて、今朝も2頭のお母さん山羊が出産。
おお~、始まった始まったああ~!
もう、母ちゃんはテンション上がりっぱなしです。
鼻息荒いです(笑)。


わが家では、子ヤギは少ししたらすぐ親と離します。
かわいそうですが、その方が親にも子にも、人間にも、
一番ストレスが少ないと思っています。
なので、搾乳→哺乳がどんどん始まっています。
搾乳→チーズになるのは、初乳期を過ぎた10日後からです。
ケイスケは、チーズ工房起動の準備を始めています。
工房で眠っていた乳酸菌や酵母たちを起こすために。

さてさて、眠りから覚めた農場。
今シーズンも始まります。
あ~、早くチーズ食べたいなあー!

まずはみな無事に出産を迎えられますように。
山田農場について

山田農場

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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