ヤギ山通信 その167 1年で一番早い時期・・収穫編

またまた少し前の写真。
なかなかリアルタイムじゃないけど、すみません!
「秋」。夏の色も美しいけど、移りゆく秋の色もいい。
お腹がぐう~っとなる感じ。
今年の天気は、この10年で一番というくらい悪かった。
それでも、成るものは成り、実をつけてくれる。

新じゃが、カブとボリボリ(山のキノコ)の味噌汁、
人参のサラダ、切り干し大根のハリハリ。
玄米は友人の無農薬玄米。

今年は、花の時期にも雨が多く低温だったせいか、
大豆の収量も少ない。
来年の種分を残し、1年分の味噌を仕込んだら、
あとはちょっとお釣りがくるくらいかな。
そういう時は、昨年に採れた豆を食べる。
昨年は豊作だったから、何かのためにと多めに貯蔵しておいた。
お正月用の小豆、黒豆は大丈夫。

そして待ちに待った初収穫!!
嬉しくて、大事に鋏を入れるケイスケ。

今年はわずか2キロ。
でも、この笑顔。
嬉しすぎて、朝から晩までブドウの話(笑)。

そして、み~んな、みんなのお腹の中へ~~。

大根。
秋の根菜は、とっても上出来。
これだけあれば、漬物も、貯蔵用も心配ないわ~。
さて~、洗って干さねば!!

芋ほり中に学校から帰ってきた子どもたち。
手伝うどころか、そのまま土遊び(笑)。
まあ、いっか。
土日に手伝っておくれ。
ジャガイモ掘りはみんなの仕事。
ジャガイモ畑は雑草がすごいので、何回か霜が来て、
上の雑草がシナシナになってから掘ります。
なので、結構寒くなってから。
掘ったらすぐに選別し、土の中に埋けます。

なかなかブログ更新できないので、もういっちょ。
薪小屋を新しく建てることにしました。
奥の傾いている小さい小屋が10年目の薪小屋。
仮に建てたのに、結局このまま使っていました。
いい加減もうちょっと大きくしようと。

材料はそろっていたので、早い早い。
柱は、うちのカラマツ林の材。
自分で製材したので、ごっついけど丈夫。

高い所も全然へっちゃらなハルサク。
落っこちた傘釘を拾いに行ってくれたり、
ちょこまかと近くでお手伝い。
母ちゃんよりずっと役にたちそう。

動物たちの世話、チーズ造り、畑・・その合間での建築。
来年は、大きな建築の予定もあります。
農民の作業は、1年かけて進めることも考えます。
シーズンの中で、どこにどうやって組み込んでいくか。
そんなことの日々です。
だから面白い。

そして、日が暮れるのが早くなってくると、
早めに作業を切り上げることが多くなります。
やっと少し頭の中に余裕が出てくると・・
夏の間に貯めていた気持ちを形にしたくなってきます。
頭や心の中を整理し、もっと自分たちの暮らしや生き方に落とし込んでいく。
その道順を探るため、人や本との出会いを求めたりします。
今、出会った本、人。
「わたしとあなたのけんぽうブック」 水野スウ著
とってもわかりやすい言葉で、心にすとんと落ちてくる。
売店でも取り扱っています。(600円です)
長い冬に向けての畑や暮らしの整理。
そしてもうすでに始まっている来春への準備。
冬を迎える前のこの時期が、なんだか一番愛おしかったりします。