ヤギ山通信 その180 昔の人は、なぜ不便な山村に暮らしていたのか?

ある山岳カメラマンの記事が、とても共感できたのでぜひ。
「持続可能な・・」という言葉をよく聞くけれども、
昔の人は(といっても昭和代)、そんなこと当たり前だったのだろうな。
それが前提にないと、暮らしていけないのだから。

うちの近所にも、満州帰還者で、戦後開拓されて
今まだ元気に暮らすお年寄りがいます。
いつも、そのお爺ちゃん、お婆ちゃんの、
お茶の合間にぽろっとこぼれる話が、
実はひとつひとつ想絶(想像を絶する)で、
そして豊かで。
便利な時代に育って、今ここにいる私たちに
沢山の知恵をもたらしてくれています。

米山カメラマンの記事より・・
「彼らは自分の事は自分で出来る、お金に頼らず生きて行ける力を持つ、逞しい知恵と力の持ち主です。食べ物を収穫し、うまく保存し、炭を作り、製材をする。先行きの見えない今の時代、人が最も必要とする確かなものではないかな、と思うのです。」
彼らとは、山梨の山村に今も住む、お年寄りたちの事です。

全文読みたい方はこちら↓
昔の人は、なぜ不便な山村に暮らしていたのか?

そして、もう一つ。
これもよかったので、ぜひ。
その道、その橋、その町は、なぜそこにあるのか?

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限界集落と言われているこの地域も、
昔は街道があり、まだいくつかの集落があった。
小麦の製粉所や菜種の採油所、製材所・・
自分で作った材料を持ち込み、お金がなければ半分売って
それで製粉や製材などやってもらったと聞いた。
共同放牧場、共同採草地・・みんなで管理して少ない牛を飼っていた。
農業もみな複合で、田植えなども協力してやっていた。

時間の流れが全然違う。
重機もなく、馬や人力でやるしかなかった時代。
でも、きっと豊かな暮らしがあったと思う。
小さく、豊かに暮らすコツを、また今年も聞きに行こう。
お隣のおじいちゃん、おばあちゃんに。

ヤギ山通信 その179 ヒツジは人を何度も温めてくれる

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ヒツジと暮らしてわかったこと。
ヒツジは温めてくれる動物だということ。
お肉はもちろん・・そしてその脂も。
食べても、スープにしても、とにかく体が温まる。
マトンだと脂も多くつくから、その脂も無駄にしないように・・
今回はその脂を精製し、石けんとローソクを作った。
石けんは、余計なにおいを加えたくなかったのでそのまま作ってみたら・・
やっぱりジンギスカン風な石けんに(笑)。
ローソクには少し精油を加えて匂いを抑えてみた。
教えてくれたのは、近所に越してきたキャンドル作家の友人。

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テーパーキャンドル。
ローソクの芯(綿)に、ちょっとずつ溶かした油をつけては乾かし、
太らしていく。エビフライみたい。
砂の上とかに立てて使うんだって。

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融点が低いので型に流しました。
精油を加えたので、ほんのりハーブのいい香り。
写真はないのですが、火を付けたらキレイにゆっくり燃えました。
意外にも、こちらはジンギスカン臭はなく(笑)。

キャンドル作っているときも、火を灯した後も、
なんだか心がふわ~っと温かく。
ヒツジたちの顔が浮かぶ・・。

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そして毎年冬の宿題・・?羊毛加工!
今年は、やっぱりまたフェルトに挑戦。

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いつもの羊毛作家の友人宅で朝からワークショップ!
さて何を作っているのでしょうか?

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今回は友人夫婦を連れて行ったのですが、
このヒゲさんは、ヒゲのような羊毛をきれいに並べてます!
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ある程度フェルト化したら、ハサミでチョキチョキ。

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先生のハサミ入れ一つ、これが自分でやると同じようにできないんだなあ。
ちょっとした手を貸してくれるところが実はポイントなんだと
後でわかる。

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これは母ちゃん作。だいぶいい感じになってきた。

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そして・・人生で初の自分で育てたヒツジから作った帽子!
温かく、軽くて丈夫。
これで100グラムの羊毛使用。
羊種は3種。
ポールドーセット、チェビオット×ジェイコブ、サフォーク。
うわ~、感動だわ。

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これはヒゲさんの。
このヒゲさん、陶芸家のため、メチャ芸術的。
初めて作ったとは思えない出来栄え。

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ヒゲさんの嫁ちゃんは、ベレー帽。
この人も焼き菓子屋。手先が不器用なのは母ちゃんだけ(笑)。
でもね、不思議。
帽子たちが、最初からその人が作った・・という雰囲気を
醸し出していて面白い。
やっぱり、人の手から生まれるものは、人の手の色をしているのね。

ヒツジって本当に温かい生き物なんだなあ。
これから毛も紡がないと。
糸にして、また温めてくれるものを編もう。
冬は「温かい」・・と思えるヒツジ。
夏には「暑苦しい」・・と思っちゃうけど北海道は冬が長いから
良しとしよう(笑)。


ヤギ山通信 その178 美味しい自由研究

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冬休み、いつも悩む子どもたちの自由研究。
まだ低学年の子には、何をやろうかと一緒に悩む。
「そうだ!食べるものがいいんじゃない?」
・・と思いつきで「ちくわ」を作ることに。
作ったことないし、面白そう。
(うちは普段はちくわとか練り製品は買わないのです。
添加物ハンパじゃないし。魚もらえるし・・)

漁師の娘さんが友達にいて、よくもらっていたカレイ。
冷凍してあったので、これを材料にすることに。
まずはさばいて、皮と骨を取り除き・・

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切って叩いて、すりこ木ですり身状態に。

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結構力がいるのね。

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ちくわに使う串は、笹の茎を使うことに。

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青のりをちょっと入れて、塩、片栗粉(新鮮なら要らないそうです)を混ぜて、
串に巻き付けていきます。

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10匹くらいのカレイからこんなにできました。

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グリルやフライパンで焼いて、出来上がり。

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切ったら、おおっ!ちくわじゃん!
ちょっと塩が強かったけど、美味しかったあ~!
ご飯のおかず、酒のつまみとしてイケます。

このカレイ、漁師さんの網にかかってしまうという、ちょっとした困り者らしく、
それをばあちゃんが大事に干して、みんなに配ったり、自分で食べたり。
他にもタコやら何やらかかるらしく・・。
でも、それって誰かがそうやって食べなければ、捨てられちゃうかも?
昔は大漁にとれた時や、網にかかったけど売り物にならない魚などを
竹輪や蒲鉾にしていたらしい。
干したり、練って美味しく食べたり。何でも自分でやってたんだろうな。
食品のもともとの始まりを調べると、そういう暮らしの知恵によく出会う。
手間を惜しまなければ、知恵から生まれる豊かさは、
いつも手の届くところにあるんだね。
美味しい調べもの、またやってみたいな。

ヤギ山通信 その177 あけましておめでとうございます

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ごあいさつ遅れましたが・・
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(写真は、なかなか登場しないけど、犬好きのアイドル、「チチ」です。
シバとアイヌのミックスで、誰にでも好かれるかわいい子です。)

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さて、年末は恒例のお餅つきでした。
前日から準備をし、あんこもたくさん作りました。

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畑で採れた小豆で自家製のあんこ。
そのままほお張ってもおいしい。

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当日、5家族が集まって賑やかに。
大人8人、子ども7人。
全部で8臼つきました。

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夫婦の合いの手。
へっぴり腰な母ちゃん。
言われ放題(笑)。

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3男ハルサク。食い気ばかりで、やっと仕事。

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次男コウサク。なかなか力がついてきた。

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長男ユウサク。おい、どーした。力入ってないぞ!
なかなか手厳しいギャラリー。

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丸めながらつまむお餅が一番おいしい。
特にヨモギ餅は、美しい緑色で本当に美味しかった。
また今年も、春一番のヨモギをつもう。

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餅つきの合間のお供には・・やっぱりこれ。
今年もお世話になります。

食事の写真は撮り忘れ・・でも、いいお餅がつけました。
いつも30日にお餅つきをするので、31日はその後片付けで終わり、
元旦から3日間くらいは、どど~っと疲れが出て、とにかくなんにもしない。
というのがわが家の正月でした。

今年の抱負は・・
「めざせ!自給自足・・進化する小農民」って感じかな。
進化するには、必ず昔の農民の知恵が必要です。
それを自分たちの身の丈に合わせて、
そして周りの環境に合わせてどう循環させるか。
それを今の私たちの知恵と合わせて考えます。

今年は、新しく始める畑と合わせると、全部で6反の自給用の畑。
そして果樹の畑が3反。
自給用の畑では、大豆・小麦・雑穀を主に増やして行く予定です。
今から作付を考えたり、種を調べたりするのがとても楽しい。
「そんなにできるのか~?」とも思いますが、ワクワク感とのバランスが、
どれだけできるかの鍵なんじゃないかな。

新しい畑は、学校の通学路にあるので、下校後の子どもたちにも期待しつつ。。
(断られそう~)
そういうわけで、今年もまた直売所にいない日々となるかもしれません。
必ず、事前連絡をお願いいたします!
そんなチーズ屋いないかもしませんね。
すみません、既成概念外してください。うちは農民なんです~。

こんな感じですが、今年もよろしくお願いいたします。
山田農場について

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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