ヤギ山通信 その63 建築モード

売店改造 003
昨年12月まで続いた子ども部屋建築だったけど、そのおかげで、ケイスケはすっかり建築モードに入っている。
いい意味で「腰が軽い」!!
年を越してからは、子ども部屋に棚を作り、家の中にも棚を作れそうなところにはどんどん棚を作り・・
おかげで収納が進む、ススム!ありがたい。

そして今は、「売店大改造計画」中であります。
今まで、な~んかお店らしくなくて、農家の納屋の様な・・な雰囲気で、ずっと気になっていたんだけど、
なかなか、なかなか・・な感じでそのままになっていました。

その気になったのは、建築モードになっているのもありますが、この木との出会いも大きかったのです。
これは栗の木で、うちの山の下に生えていました。
道路ぶちだったので、電線に枝がかかるからと毎年枝を切られ、頭を切られ、とうとう昨年バッサリ根元から切られてしまったのです。業者の人には、何とか枝払いで済まないかと言ったのですが、ダメでした。

立派な栗木だったのに。
毎年山のように栗を落としてくれた、大事な木だったのに。
切られた幹を見て、年輪を数えたら、約50歳の木でした。
薪にしてしまうには何だか切なくて、厚沢部の鈴木木材さん(広葉樹専門の木材会社)に相談したら、何とか材をとれるように製材してくれました。鈴木さんは、
「この木は、枝を打たれて、頭を切られて、こんなに苦しかったけど、頑張って生きていたんだな。」と言いました。
製材されて返ってきた木は、あちこちが裂け、ぐにゃぐにゃ曲がっていました。
それでも、その木の個性と特徴を見極められる鈴木さんによって、私たちの元へこうして帰ってきたのです。

鈴木さんは、
「木は誰かのために切られるということを知っている。だからこそ、きちんと使ってくれる人のためなら、切られてもいいと思っているんじゃないかな。オレはそう思いたい。」
「木材会社やってるけど、オレは本当はあまり木を切りたくないんだ。だから、その木が最大限生かされるように切りたいと思って切っているのさ。」
と言った。
栗の木の気持ちと、鈴木さんの気持ちがシンクロして、感動しっぱなしで話を聞いてしまった。
その栗の木は、今ここにいます。

売店改造 005
カウンターの横に、まるで生きているかのようにいます。

売店改造 006
棚も作りました。(右横の方が栗の木です)
わざと体半分写ってるのはケイスケ。
栗の木を生かしたくて売店大改造を始めたけど、なかなかステキになってきました。
もう少し手を加え、春には張り切ってお客様をお迎えします。

栗の木も、子どもたちの机、新しい看板・・他にもまだまだ生かしましょう。

山で暮らしていると、無駄なものはないし、無駄にしてはいけないなと思います。
木を愛する人と、木を生かしたいと思った人との共同作業。
なんだか温かい繋がりでした。
鈴木さん、ありがとうございました。



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No title

栗の木は、善い渋が出るので、枯れてくるといい味になるよ。
ノッコさんの哲学は、歳を取るとみんな持つようになることだから、なんだかしっくりくるんだ。
ノッコさん・H谷さん・知内の木工職人T田さん・ごぞんぢ・で温泉に行ったりするんだけど、話すことは解っているから、余計なことを話さずに済むのさ。
これって、仲間の原則だよな。
夫婦の原則でもあるかもな。

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山田農場について

山田農場

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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