ヤギ山通信 その71 山の開拓

野芝移植とメイの出産 003
山の放牧地と繋がった隣の「新しい山」。
カラマツを伐採した後は、こんな感じ。
大型のユンボで歩いているので、地肌が見え、痛々しい。
広葉樹は残してあるものの、完全に自然のバランスを失った山。
さて、この山をどうするか・・また自然と動物たちとの新しい調和を作るため、
少し私たちが頭と手を使わなければならない。

野芝移植とメイの出産 016
まずはユンボが歩いた後に、一番早く生えてくれる牧草の種を蒔く。
「開拓」ってどうやるんですか?・・と聞かれることがあるけど、
「わかりません。でも、先駆者が居るので、その人たちを見習って、ここの条件にあったことをするだけです」
としか答えられない。あとはやるだけ。だってやってみないとわかんないんだもん。

野芝移植とメイの出産 017
熱中症になりそうな炎天下、種を蒔いたところに土をふわっとかけていく。
こんなんで芽出るのかなあ。。

野芝移植とメイの出産 012
数日前に種を蒔いた所から・・

野芝移植とメイの出産 014
イネ科とマメ科の牧草たち・・すごい生命力。
よく見ると、土がうっすら緑で覆われ始めていた。
ちょっと一安心、疲れも吹っ飛ぶ。

野芝移植とメイの出産 004
そして植生のメインにしたい野芝を移植。
この地域ではどこにでも生えている野芝。
外来の牧草が主体にいなってしまった今の草地では、野芝は強雑草として目の敵にされている。
でも、この野芝を主体にして、地の草を食べさせて酪農を営んでいる山地酪農の方々が岩手にいる。
コツコツと道端に生えている野芝を山へ移植し、そこへ牛を放し、乳を搾る。
「開拓」といえば、この山地酪農のことだと私たちはいつも思う。
地の草を食わせてチーズを作りたい。
それが土地の個性を生かし、自然と共に生きるチーズ作り。
そんな原点に返って、改めて考えさせられた山の開拓でした。

野芝移植とメイの出産 008
野芝の株を、せっせと山へ移植する日々。
ランナーで広がるので1メートル間隔に植えていく。
少しづつ、少しづつ、10年後には緑になっている山を夢見て。

山田農場の開拓 015
↑これ、貴重な一枚。
2006年の開拓時。
長男ユウサクがまだ6か月。
バックに写る放牧地はまだやぶだらけ。
これが数年後に野芝主体の放牧地に変わる。
動物を放す→人間が少し手を加える→あとは自然に任せる
・・・の結果が今の感じ。

野芝移植とメイの出産 015
(下に牛や山羊が見える)
人の手が先に加えられた開拓が、どうなっていくかはわからないけど、
私たちの道しるべとなっていることがあることには変わりはなく、
きっと未来への「仕事」としてのワクワク感が、心と体を動かしている・・
そんな感じで毎日激ワークです(笑)。

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山田農場について

山田農場

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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