ヤギ山通信 その160 71年前の夏を想う日

家族写真 2014・7月 008
子どもの頃、東京の夏空の下、
飛行機の音が無性に怖かった時があった。
「はだしのゲン」を映画で観たからだった。
どう受け止めていいかわからない、ほんの数十年前の歴史は、
子どもの心の中に重く残り、今でも夏になると思い出す。

でも、私が消化できなかったのは、正しい歴史を教わってこなかったからであり、
自分たちの問題として続いていたのだということを考える時間を
与えられなかったからだということが後でわかった。

「人が落とさなかったら、原爆は落ちてこない」
(広島のピカより・・)
本当にそうだ。
だから戦争は人が止められるんだよ。
止めなくちゃいけないんだよ。

IMG_2529_R.jpg
戦争によって、無差別に沢山の子どもたちが亡くなったことを知り、
怖がる子どもたちにそう話し、みんなで近所の大信寺さんの鐘をつきに行った。
8月6日 8時15分
8月9日 11時2分
「平和の鐘をつくからおいで」と誘ってもらって、
みんなで鐘をつき、祈った。
この日、何があったのか、みんなで話した。

IMG_2572_R_R.jpg
5年生のユウサク。
夏休みの課題、読書感想文。
「広島の原爆」
文=那須正幹、絵=西村繁男
ちょっと難題のようだけど、自分から進んでいるユウサク。
鐘をついたことは、何か彼の心に響いたみたい。
私の心にも・・。
子どもの頃、どうしていいかわからなかった感情が、
自分の子どもたちの心とシンクロして整理されていく。
大人と一緒に考えて、知って、話し合う。

ピースウォークと夏休み2015 (2)_R
そして行動する。
今、自分たちにできることは、その責任を果たすこと。
重い責任だけど、大事な責任。
たった71年前のことは、今生きている私たちへと続く道、
そしてこれからも。







コメントの投稿

非公開コメント

夏がくぅれば思い出す…。

「日本の夏は戦争と平和」を考えるときといって、7月の期末試験の終了後から9月半ばまで「先の大戦」(未だ名前がきちんと付けられていない、ということは消化できていない歴史ということでしょう)(ぼくは地理教員だから「アジア・太平洋戦争」と呼ぶよと前置きしてました)について天皇の役割とアジア侵略の実相を取り上げました。時間数で6時間ほどです。「天皇の名前は?」「日本人の戦争死者数は?」「原爆の被害の実際は?」などと投げかけながら、日本国憲法成立の必然について語って終わります。その後、授業は世界の地域統合(EUなど)を取り上げて、世界で東アジアだけ平和構築の動きがないのはなぜだろうという話につなげていました。
小学校4年生の時に「わたしがちいさかったころ」という薄い原爆作文の本を読んで、夏の夕方に号泣したことを鮮明に覚えています。今でも版を重ねて出されているようです。
山田農場について

山田農場

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カウンター
記事のカテゴリー
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
検索フォーム
RSSリンクの表示