ヤギ山通信 その31 冬のある日 その2

冬のある日 001_R
ある冷え込んだ早朝に小さな声が聞こえた。
月明かりがまだ明るい午前4時。
やはり生まれていた、ちいさないのち、ふたつ。
母子共に元気でホッとする。

しかし、マイナス10度近く下がっており、母親のヒツジはとても子育てが下手なヒツジなのはわかっていた。
昨年は母親に預けて2頭とも死なせてしまったからだ。
可哀想だけど、離すことにした。
暖かい保温室を作ってそこに入れ、初乳を搾ってほ乳瓶で飲ます。
こういう時だけは、動物との共働育児になる。

数日後、弱く生まれた1頭は死んでしまった。
しかし、残った子は元気いっぱいで、スクスク大きくなっている。
死があり、でも生もある。

これから山羊の出産ラッシュが始まる。
また生も死もあるだろう。
その中でみな生きていく。

冬のある日 005_R
さて、薪ストーブの上でパンを炙って朝食。
自家焙煎のコーヒーと、自家製の野菜ペーストとジャム、サラミ、チーズ。
七飯のリンゴ。
毎日のわが家の朝食。いつも同じ。でもいつも同じがいい。

冬のある日 003_R
たまには女の子と遊ぶ。
「コウサク、口の周りきたなーい!」(女の子①)
「ほんとだー、きたなーい!きたなーい!」(女の子②)
2対1でコウサクの負け。
よほど気にしたのか、最近では食後にキレイに口を拭くようになった。
女の子威力はスゴイ。

冬のある日 004_R
春だね。
少し堅雪になってきた。
こうなると山を歩けるようになる。
山の上までソリを持って、滑って降りて来ることができる。
雪の上を歩いて森に入り、木を切り出す、次の冬に備えた山仕事がもう始まる。
小さないのちに出会う日々、春のチーズ作り、冬のための薪作り・・
山の農場はもう冬の眠りから覚めている。
暖かい春の陽が待ち遠しい。

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山田農場について

山田農場

Author:山田農場
2006年から農場を開墾し、畜舎・住宅・チーズ工房などを自分たちで建てて、2008年からチーズの販売を始めました。山羊・ヒツジを放牧と地元で獲れる作物で育て、なるべく自然な飼い方で、なるべく自然なチーズ作りをしています。季節を感じ、土地の個性を感じるチーズを楽しんでいただけたら嬉しいです。また、自給自足が目標で、お金のかからない、できるだけエネルギーを使わない暮らしを目指しています。
カテゴリーにあるお店の紹介にはアクセス・営業時間など、チーズの紹介にはチーズの種類と価格など、ヤギ山通信には農場の日記を載せていますので、ご覧いただき、お問い合わせは電話・Fax・メールでお願い致します。

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